2011年に出した同人誌です。決勝の少し後のロココと守。

以下よまなくてもいい語りです

アニメ最終回であまりにもサラッと3年優勝したことを語られてとってもおどろいたんですよね

他校、他国もとても魅力的な作品だったから『雷門(あるいは日本)が3年連続で優勝した』という事実より『他の子たちが3年連続で優勝できなかった』ということろにショックを受けてしまったので、それからずーっと頭の中で「勝つ」とは?「負ける」とは?というが引っかかったままでいて
そんなとき続編であるGOで、わざと負けなくてはいけない勝つことに積極的になれない抑圧されたサッカーがあり、
大人になった円堂守の言う「負けていい試合なんてない」はどういう意味を持つんだろうなーと考えた本でした。

円堂くんは負けを知らない子ではないのだけれど、でもやっぱりどこか負(というより劣?)の感情にうといところがあると思うので
これを言う円堂くんはちゃんと負けがなにか知っている大人だと思っているので、そのために誰かがキツめの一石投じてくれているといいなぁと
それがロココであったらいいなぁと

自分の勝利で泣く人がいるのを目の前で見て
中学生の円堂守は、勝利が手放しで嬉しいものではないことに動揺するんじゃないかな
その事実は無邪気に勝利を喜べる中学生にはあまりにもしょっぱくて「涙」じゃなくてこれは「汗」だと言い聞かせてしまうんじゃないかなぁとか

でもいつかそれを受け入れたときに 自分の立ってる場所(勝者)が涙(敗者)の上に立っているとか
そんなことを考えて天然芝のことを描きました

あとマードックさんとかビヨエリとか、入れたいものを入れられて楽しかった inserted by FC2 system